6月 12

高校作文教育研究会(高作研)の6月例会(6月24日(日))について、御案内します

高校作文教育研究会は、中井が関わっている高校段階を中心とした表現指導の研究会です。
年に3・4回の例会を開催し、夏には全国大会の高校分科会を運営しています。

高作研に関心のある方は、以下のブログから、研究会の活動の詳細を知ることができます。
また参加申し込みもできます。

高校作文研究会ブログ
http://sakubun.keimei-kokugo.net/

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6月例会(6月24日(日))の案内

6月の例会では二つの報告と、その討議があります。
一つ目は、茨城の菅井さんの実践報告です。長編小説を読みあい、エッセイを書きました。どのように指導され、どんな作品が生まれているのか、たいへん楽しみです。
二つ目は、運営委員の一人、宮尾さんの報告です。今は、若者たちの保守化が問題にされますが、自衛隊や戦闘機などに関心の高い「右翼少年」がとても多いのです。こちらも今ぜひ考えたいテーマです。

例会の時間が午後になっています。ご注意ください。

1 . 期 日   2018年6月24日(日)13:00?16:30

2. 会 場  鶏鳴学園
〒113?0034  東京都文京区湯島1?3?6 Uビル7F
ホームページ https://www.keimei-kokugo.net/
 ※こちらで地図をご覧ください

3. 報告の内容
(1) 同時代・純文学小説の読解とエッセイによる表現の可能性
茨城 太田第一高校 菅井洋実

論理的な文章の読解と、推論に基づいた論理的表現の重要性が再認識されている一方で、文学の担う役割はますます重要になってきているのではないか。
人生を真摯に生きていくなかで、ときには断言て?きず決然たる立場を取り得ないことや、語り得ないことについて沈黙することか?、知的誠実さて?あるような局面も現に存在するのて?はないか。
論理と論理の狭間で明確に形を結ばないものを、有意化しようとする言説の過程で、どこにも回収されずに漂っている、未言語で一見無意味に見える「あわい」ものを、切り捨てず語らせることは、国語教育に関わる者の本来的な使命のひとつではないか。

昨年度、高校1年次の国語総合(現代文)の授業で、後期10週19回にわたり導入の時間を使い長編小説(『淵の王』舞城王太郎著)を読破させた。
生徒が同時代純文学の魅力に触れて成長するようすを、生徒のエッセイ作品を通して報告し、 論理的な文章の読解と表現だけでは得られない、豊かな文章表現の広がりと可能性を考えたい。

(2) 18歳選挙に見る生徒の姿から生徒の学びを考える
?「右傾生徒」をどう考えるか?
東京 正則高校 宮尾美徳

選挙権を手にした高校生による新聞読み比べ作文には、これまで見たことのない高校生の本音が現れた。彼らの生活の現実とその政治感覚がまったくつながっておらず、総じて右傾化している。それはなぜなのか? 3年間で何を学ばせるべきなのか? 生徒の作文から考えたい。

4. 参加費   1,000円(会員無料)

5. 参加をご希望の方は、下記、高校作文教育研究会ブログ内のお問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/sakubun-contact/postmail.html

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