10月 17
10月15日(木) 松濤美術館の「生誕120年 野島康三(のじまやすぞう) 肖像の核心展」に行った。
HPには以下のようにある。
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日本の近代を代表する写真家 野島康三(1889年?1964年)。
慶応義塾在学中に写真に興味を抱いた野島は、東京写真研究会などで作品の発表を始め、頭角をあらわします。
日本写真会の同人として活躍し(1926年から)、国画会写真部の創設に参加する(1939年)など日本近代写真のなかに大きな足跡を残しました。芸術のパトロンでもあった野島の全貌を写真作品約150点と文化人たちの書簡や記録写真など豊富な資料とあわせて紹介します。
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日本における、写真の「近代」がわかる展覧会だった。
野島はパトロンとして、白樺派や画家たちを支えたようで、その交流が手紙類からうかがわれた。
岸田劉生、梅原龍三郎、柳宗悦、武者小路など。
岸田の絵と、野島の写真との響き合いについては、以前神奈川県立美術館葉山で、両者を並べて展示することで強調していたのを思い出した。
松濤美術館には、野島の写真や手紙類などの遺品が、遺族によって寄贈されている。
学芸員に野島の研究者がいるからのようだ。
野島の写真は、京都の近代美術館と松濤美術館が守っていることを知った。