7月 01

7月24日(午後5時より、鶏鳴学園で)の読書会テキストが決まりました。
 カントの『プロレゴーメナ』
     (中公バックス版『世界の名著 カント』)です。

 これは、『純粋理性批判』をカント自身が要約したものです。
『純粋理性批判』は膨大で全体がつかみにくいですが、
この『プロレゴーメナ』は中公バックス版で約100ページ。
これなら全体を見渡せます。
その上で、自分が気になったところは、実際に『純粋理性批判』を読めばよいでしょう。

 『プロレゴーメナ』は実は、約5年前にも、このゼミの学習会で丁寧に読みました。
それを再度取り上げるのには意味があります。
今、ヘーゲルの『小論理学』で「判断論」を読んでいるのですが、
この下敷きになっているのが、カントのカテゴリーの表です。
ヘーゲルを読むと、カントの偉さがますますわかってくるようになります。

 今回は、『プロレゴーメナ』から、カントのカテゴリーの表の部分を
再読してみたいのです。特に第2部「いかにして純粋自然学は可能か」
(§14?§39)です。
可能な人は、他も(特に前半)通読しておいてください。

 テキストですが、中公バックス版『世界の名著 カント』か、
中公クラシックス版『プロレゴーメナ・人倫の形而上学の基礎づけ』を
用意してください。
岩波文庫版は使用しませんから、注意してください。

 中公クラシックス版『プロレゴーメナ・人倫の形而上学の基礎づけ』は
アマゾンで、以下で購入できます。
早めに購入しておいてください。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%8A%E3%83%BB%E4%BA%BA%E5%80%AB%E3%81%AE%E5%BD%A2%E8%80%8C%E4%B8%8A%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E3%81%A5%E3%81%91-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88/dp/4121600762/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1276490623&sr=1-1

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