1月 05

迎春

民主党政権発足から1年がすぎ、国民は「政権交代」という自らの選択の結末を、しっかりと目に焼き付けることになりました。
「ひどい」1年だった、とも言えますが、私は「必要な1年」だったと思います。他人に自分の身を託しておきながら、あれこれ批判する。それがこれまででした。「権力のチェック」などと、自らが権力ではないかのような傍観者ぶりのマスコミだけではありません。国民の多くもまた、そうしてきたのです。
他人に期待しては裏切られる。それでもこりずに、また、別の他人に期待しては裏切られる。しかし、そうした流儀は、「甘ったれ坊や」のものであり、それでは何も先には進みません。
そうした自覚が生まれて来るならば、これは必要なステップだったと思います。もはや、幻想はなくなりました。しかし、自民党時代に戻ることはできません。結局、自分の足で立つしかありません。そのためには自学自習しかないでしょうが、適切な指導者と研鑽の場が必要です。
 今年こそ、私たちのゼミで、自分や周囲を見つめ直してみませんか。

 1月から3月までの学習会の案内を掲載しました。

ゼミへの参加希望者は、前もって以下に申し込みください。
 読書会の参加費は1回3000円です。
 なお、初めての参加者には、事前に「自己紹介文」を書いていただいています。

 1. 簡単な履歴(年齢、大学・学部、仕事など)
 2. 何を学びたいのか
 3. どのようにこの学習会を知ったのか、なぜこの学習会で学びたいのか
 

 などを書いて、以下にお送り下さい。
 E-mail:sogo-m@mx5.nisiq.net

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇◆ 2011年の1月から3月の、文章ゼミと読書会の日程 ◆◇

 いずれも土曜日で、原則は午後5時開始です

 1月15日 文ゼミ
   22日 読書会

 2月12日 文ゼミ
   26日 読書会

 3月12日 文ゼミ
   26日 読書会

 読書会テキストですが、1月?3月はアリストテレスを読もうと思っていますが、「形而上学」にするか「分析論」(推理論)にするか迷っています。それらを読んでいるところなので、読み終えてから、決めます。
 正式に決まり次第、また連絡します

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◇◆ 毎週月曜日のヘーゲル原書講読と関口存男著『定冠詞論』の読書会 ◆◇

 1月17日から開始します

(1)ヘーゲル原書講読

 毎週月曜日午後5時から行います。
 『小論理学』の概念論の「概念そのもの」を読みます。160?165節
 その後は『大論理学』「主観性」の「概念」を読むことを考えています。

(2)日本語文献を読む時間

 毎週月曜日午後7時から行います。
 昨年の『不定冠詞論』に続いて、関口存男氏の『定冠詞論』を読みます。今年中に『無冠詞論』まで読み終えたいと思います。テキストはコピーしてお渡しします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Leave a Reply