10月 15

先に、10月の読書会のテキストとしてプラトンの『国家』(上下巻 岩波文庫)を取り上げることをお伝えしました。

しかし、その前に、牧野紀之氏の以下のテキストを読むことにします。

プラトンが理想社会として出している、私有財産、家族の廃止、政治は哲学者こそが行わなければならない、といった理念を検討する前に、
マルクスが打ち出した、私有財産の止揚、分業の止揚、 共同体と共同生活、国家の止揚、唯物史観では政治は誰が行うのか、などについて、考えておいた方がよく、
このマルクスの理想を、運動の到達目標ではなく、運動において、今、ここで実現すべきこととして打ち出した牧野さんの考えを、
まずは検討しておく必要があると思うからです。

ですから、今月はそれを先に行います。

テキストは以下の5つとします。
(1)「牧野道場の規約」
(2)「問答式・牧野道場案内」
この2つは『ヘーゲルと自然生活運動』に収録

(3)道場の3原則
(4)生活の4原則
(5)討論の5原則
以上の3つは『先生を選べ』に収録

いずれも、参加希望者にはお渡ししますから、申し出てください。

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