9月 17

朝日新聞出版の週刊誌「AERA 」に国語専門塾・鶏鳴学園が取り上げられました。
2018年9月24日号(15日発売)の特集「塾と予備校を選ぶ」の中の「『一人じゃない』と思える居場所」の中(23ページ)です。

9月 16

「置き勉」を認めるようにと文科省が通知を出した件で
ニュースサイトBusiness Journalに取材を受け、それが昨日9月15日より掲載されています。
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24775.html

教育現場には文科省→教育委員会→学校といった指示系列があり、本来は、教育委員会や学校は独立して自律的に判断をすればよいのに、上の指示がないと動けないでいることを指摘しました。

また、教科書や副教材が重くなってことについては、この20年間の教育についての議論の総括が必要なことを述べました。学力低下論争が起こり、「ゆとり教育」が否定され、その結果、教材は重くなりました。そして、重くなったらなったで、今度は「置き勉」を認めましょうというわけです。つまり、文科省にも、教育現場にも、さらにはマスコミや国民にも、方針や考え方の一貫性がないのです。結局、「ゆとり教育は是か非か」の総括をするべきなのに、小手先のところでお茶を濁しているだけなのです。

8月 27

8月27日からヘーゲルゼミを再開しています。

毎週月曜日夕方から、ウェブで行います。

参加希望者は早めに申し込みをしてください。
ウェブでの参加方法も、事前に指導します。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

1 午後5時から 原書講読
 小論理学(ズーアカンプ社版全集第8巻)
理念論を読んでいます。
  適宜、大論理学も参照する予定です。

2 午後7時から 日本語で読む時間
テキストは原書講読に応じて、その都度適宜選びます。

8月 27

9月以降の中井ゼミの日程が決まりました。

いずれも日曜日で、午後2時開始予定です。
ただし、変更があり得ますから、確認をしてください。

毎回、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行います。
毎月後半では読書会を行う可能性がありますが、その際はテキストが決まり次第連絡します。
なお、「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

9月
 2日 
 23日

10月
 7日
 21日

11月
 4日
 18日

12月
 2日
 16日

6月 26

「長谷川利行展 七色の東京」府中市美術館

長谷川利行は、以前から気になる画家だった。
彼の絵を初めて見た時から、一つの独立した世界がそこにあり、それが心に残った。
他の誰とも違う絵だ。一目で彼とわかる。

ずっと気になってきた。
ただ、どこの美術館(近代美術館)でも、彼の絵は2,3枚しか展示されておらず、回顧展などもなかったので、
まとめてその全体を見ることはできなかった。
いわゆる「全貌」がわからなかった。
それがやっとかなって、観に行ってきた。

全体を観て、ここには確かな個性があると思った。
彼は時代や社会や人々の中で、それに寄り添い、それに染み入るようにして、その時代や社会を絵に表してきた。
その線、その色。彼の独自のそれを、ずっと感じていたい。
それは私の記憶にずっと残っていくだろうと思う。

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長谷川利行展 七色の東京

府中市美術館
〒183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内) 電話:042-336-3371(代表)

HPから
 関東大震災から太平洋戦争の直前まで、昭和初期の東京を歩き回り、怒濤のように描きまくった画家がいました。近代化が進む荒川・隅田川沿い、千住のガスタンクやお化け煙突。隅田公園にできたばかりの屋外プール。あるいは浅草の神谷バー、カフェ、地下鉄の駅の賑わい。その街に暮らす、カフェの女給じょきゅうや浅草の芸人、質屋の子守といった無名の人々。復興進む大東京の光と影を、七色に輝く絵の具で描きとめました。

 長谷川利行(はせかわとしゆき、1891-1940)、通称リコウ。京都に生まれ、20代は短歌の道を志し、30歳を過ぎてから上京。ほとんど独学と思われる油絵が二科展にかてんや1930年協会展で認められます。しかし生活の面では、生来せいらいの放浪癖からか、浅草や山谷、新宿の簡易宿泊所を転々とするようになり、最後は三河島の路上で倒れ、板橋の東京市養育院で誰の看取りも無く49年の生涯を閉じます。

 利行の絵はその壮絶な生き様からは想像できないほど、明るい輝きに満ちて、時に幸福感さえ感じさせます。奔放に走る線、踊るような絵の具のかたまりが、行く先々の現場で描いた利行の目と手の動きをそのまま伝えます。本展では、近年の再発見作《カフェ・パウリスタ》《水泳場》、約40年ぶりの公開となる《夏の遊園地》、そして新発見の大作《白い背景の人物》など、代表作を含む約140点で利行の芸術の全貌を紹介します。

会期
2018年5月19日(土曜日)から7月8日(日曜日)まで