11月 18

大修館書店のPR誌『国語教室 104号』(2016年秋号)が刊行されました。

その「えつらんしつ」(大修館書店の新刊紹介)で
『「聞き書き」の力』が紹介されました。

広島大学教育学研究科
国語文化教育学講座の
田中宏幸さんが書いてくれました。

11月 17

12月の読書会テキストが決まりました。

読書会は12月25日(日)午後5時半より開始

テキストは、エンゲルス著『空想から科学へ』牧野紀之訳注(『マルクスの空想的社会主義』論創社に収録されています)です。 

唯物史観の基礎の基礎を確認します。

本書ではマルクス・エンゲルスの弁証法的唯物論の立場の基本中の基本が、
エンゲルス自身によってわかりやすく説明されています。

特にフランスの社会主義との関係で自分たちの社会主義を、
「空想」から「科学」として説明しています。

前回取り上げた『フォイエルバッハ論』では、
ヘーゲル哲学、フォイエルバッハ哲学との関係で、
「観念論」から「唯物論」へ、
「形而上学」から「弁証法」として説明していました。

『フォイエルバッハ論』とも比較しながら、エンゲルスやマルクスの問題を考えます。

ゼミの日程を、再度以下に出しておきます。
参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。
また、早めに(読書会は1週間前まで、文章ゼミは2週間前まで)申し込みをしてください。

遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。
申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。現在ウェブでの参加者は3人います。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

ゼミの日程

基本的に、文章ゼミと「現実と闘う時間」は開始を午後5時、
読書会と「現実と闘う時間」は開始を午後2時とします。
ただし、変更があり得ますから、確認をしてください。

なお、「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

2016年
11月
 20日(日) 読書会

12月
 3日(土) 文ゼミと「現実と闘う時間」
 25日(日)午後5時半より開始 読書会

11月 11

高校作文教育研究会の12月例会

今年最後の例会になります。

4つの報告と討議があります。

1つめは“働く人への聞き書き”の実践で、神奈川の冨田さんの報告です。
昨年高1から始めて今年高2になった生徒たちへの2年目の実践です。

2つめは、田中由美子さんが鶏鳴学園の中学生クラスで指導した生徒作品を検討します。

3つめは、札幌市の新たな中高一貫校設立に尽力していた小泉さんの報告です。
どんな学校ができるでしょうか。

4つめは、歴史教育に学ぶと題して、『記憶と認識の中のアジア・太平洋戦争』の一部を読み合います。
改めて戦争体験を聞き書きすることの意味を実践史的視点から考えてみます。

どうぞ、みなさん、おいでください。

1 期 日    2016年12月4日(日)10:00?16:30

2 会 場   鶏鳴学園

〒113?0034  東京都文京区湯島1?3?6 Uビル7F        
  ホームページ http://www.keimei-kokugo.net/
       ※鶏鳴学園の地図はホームページをご覧ください

3 報告の内容

(1) “働く人への聞き書き”の実践
  神奈川 県立上溝南高校  冨田 明  

1学年時に国語総合で“青春時代?できたら戦争体験”の聞き書きをし、
総合で”働く人へのインタビュー”のグループ学習と発表をした学年。

今年は“働く人への聞き書き”を現代文B夏の課題に出しました。
その中から、2?3人の作品を読んでいき、成果や課題を出していただければと思います。

(2) ショートレポート 課題と生徒作品

それぞれの先生方の教育現場には、その現場での課題があり、
それに取り組みながら少しでも生徒たちのためになるように苦闘を続けていると思います。
そこから生まれた生徒作品から、読み取りに困惑したり、
その課題をどう考えどう指導したらよいかわからないような作文を持ち寄り、
意見交換をして互いの実践を深めていきたいと思います。

今回は前回の報告に引き続き、
田中由美子さんが鶏鳴学園の中学生クラスで指導した生徒作品を検討します。

(3) 市立札幌開成中等教育学校の挑戦ー課題探究的な学習の推進とその方策の検討
  北海道 札幌開成中等教育学校 小泉泰之

 札幌市教育委員会の高校改革のひとつとして
既存の高等学校を再編する形で作られた中高一貫校の教育内容に関し
「生徒自らが主体的に学ぶ課題探究的な学習の推進」
「大学受験準備に偏した編成をしない教育課程」を柱とした学校づくりについて、
現場教員及び教育委員会職員とそれぞれの立場での取組と、
現在進行形で構築している新しい学校の教育課程編成の具体を紹介します。

(4) 歴史教育に学ぶ                (東京)宮尾美徳・志波昌明
 
 教師自身の戦争責任、戦後責任って何?それってその後の教育にどう影響したの?
戦争体験を語り伝える根源的な意義って何?
改めて戦争体験を聞き書きすることの意味を実践史的視点から考えてみましょう。

〈テキスト〉
「歴史教育の中のアジア・太平洋戦争―戦争体験を綴ることの意味(著者 今野日出晴)」
           (出典『記憶と認識の中のアジア・太平洋戦争』2015年 岩波書店)
(もくじ)
 はじめに
 一 「戦争教育」記録運動―地下水としての北方性教育
  1 『山形の教育―学校白書と戦争教育の記録』
  2 『教育北方―学校白書と戦争教育の記録』
  3 「戦争教育の記録」を綴ることの意味
 二 教室の中の「戦争体験」から地域の中の「戦争体験」へ
  1 「母の歴史」と「私たちの歴史」、そして「父母の歴史」
  2 地域のなかの「戦争体験」を掘りおこす
 おわりに

参加希望者にはテキストのコピーをお送りします。

4 参加費   1,500円(会員無料)

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  事務局メールアドレス keimei@zg8.so-net.ne.jp

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10月 25

「日本教育新聞」(10月24日)に『「聞き書き」の力』の書評が掲載されました。

10月 18

10月23日(日)の読書会は午後4時開始です。

テキストは
エンゲルス『フォイエルバッハ論』(岩波文庫)
 絶版になっていますが、アマゾンで中古で入手できます。

本書ではマルクス・エンゲルスの弁証法的唯物論の立場の基本中の基本が説明されています。
特にヘーゲル哲学との関係を正面から取り上げています。
この中で示される、唯物論と観念論の説明は有名で、今も哲学事典などで同じ内容が踏襲されています。

本書はエンゲルスの最晩年の作品で
エンゲルスの遺書のようなものだと感じます。

それをしっかりと受け止めたいと思います。

参加希望者は連絡をください。

遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。
申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

 連絡先 〒113?0034
  東京都文章京区湯島1?3?6 Uビル7F
       鶏鳴学園 ゼミ事務局
 事務局メールアドレス keimei@zg8.so-net.ne.jp