2月 18

アダム・スミス『国富論』の読書会の案内

2月と3月の読書会テキストは、アダム・スミスの『国富論』です。

経済学の創始者スミスは、近代という時代の大きな転換点で、
人間について、人間の社会の公平・公正について、国家について、
徹底的に考え抜いた人です。

大きな人間で、
普通はタブーになっているようなことでも、
あけすけにズバリと言ってのけます。
唸ることがしばしばです。

経済に関心のある人、
現代社会をその基礎の基礎から考えてみたい人にとって、
必須の本だと思います。

参加してみませんか。

テキストの全部が読めなくても、参加して聞いているだけでもいいと思います。

希望者は連絡ください。

日時は
2月22日午後5時から7時まで 読書会
3月22日午後5時から7時まで 読書会

テキストは岩波文庫版ではなく、中公文庫版(?、?、?の3冊)で読みます。訳文の点と共同研究が背景にある点で、そうします。

2月は
『国富論』の第2編(文庫?)、第4編(文庫?)を通読します。

3月は
『国富論』の第3編(文庫?)、第5編(文庫?)を通読します。

昨年12月は
『国富論』の第1編を通読しました。
スミスが、予想外に、または予想通りに
大きな存在であることが確認できたので
2回ではなく、3回に分けて
少し丁寧に読みたいと考えました。

2月の
『国富論』の第2編、第4編について

第2編は経済の本質論です。
ここはじっくり読む必要があります。

第4編は経済学史であり、
スミスの時代の世界経済の現代史であり、
スミスの経済学上の立場がはっきり示されるはずです。

小見出しだけは通読し、
面白いと思ったところを読んでみてください。

3月の
『国富論』の第3編、第5編について

第3編は都市と農村の関係論、また歴史的な都市論です。

第5編が、スミスの近代国家論(経済学から見た)です。

これらの読み方はまた説明しますが
小見出しだけを通読しておくことです。

なお、小見出しだけを通読するのには
文庫?の「小見出し一覧」を読むのが便利です。

10月 27

改めて、今年の暮れまでの学習会のスケジュールと読書会テキストをお知らせします。

参加希望者は早めに(読書会は1週間前まで、文章ゼミは2週間前まで)連絡ください。参加には条件があります。

参加費は1回3000円です。ただし文章ゼミは1回2000円。

(1)毎週月曜日のゼミ
 ?日本語文献の読書会 午後5時より
  関口『無冠詞論』を読んでいます。
  今、5章を読んでいるところです。

 ?ドイツ語原書講読 午後7時より
  マルクスの「労働過程論」(『資本論』第1巻第3編第5章)を読み終え、
  来週(11月4日)から、ヘーゲルの「目的論」(『小論理学』204節から212節)を読みます。
  ズールカンプ社版全集第8巻を使用します。

(2)毎月の文章ゼミと読書会の日程

11月9日 文章ゼミ+現実と闘う時間
11月23日 読書会
12月7日 文章ゼミ+現実と闘う時間
12月21日 読書会
12月某日 今年1年の振り返りと忘年会

(3)11月からの読書会テキストについて

 11月23日 読書会(高島善哉著『アダム・スミス』岩波新書 青版 674)
 12月21日 読書会(アダム・スミス『国富論』1 中公文庫)
 2014年1月 読書会(アダム・スミス『国富論』2、3 中公文庫)

 古典派経済学の創始者アダム・スミスの『国富論』を読みます。
 スミスはマルクス『資本論』の前提の労働価値説の創始者でもあります。

 新たに経済学が生まれてきた時代背景を知り、その時代の経済問題と
 雄々しく闘ったスミスの戦いぶりを、読んで考えてみたいと思います。

 高島善哉著『アダム・スミス』岩波新書(青版 674)は古いですが、
 アマゾンで 「中古品」として簡単に購入できます。

 アダム・スミスの『国富論』は、岩波文庫版ではなく、中公文庫版で読みます。
 訳文の点と共同研究が背景にある点で、そうします。

9月 16

秋の読書会のテキストなどの変更
                
9月28日と10月26日の読書会のテキストを変更し、その後の進め方を変更します。

9月と10月は、マルクスの『資本論』について、もう少し学習します。
 マルクス著『賃労働と資本』(大月書店の国民文庫版)と
 マルクス著『賃金・価格および利潤』(岩波文庫)を購入してください。

 『賃労働と資本』(大月書店の国民文庫版)はアマゾンの「中古品」で簡単に入手できます。
  『賃労働と資本』は『資本論』第1巻の剰余価値を含めた要約です。
 『賃金・価格および利潤』は『資本論』全3巻の要約です。

(1)9月28日は
  集中ゼミで読んだ『資本論』の範囲の復習をし、
  マルクス著『賃労働と資本』(大月書店の国民文庫版)の「エンゲルスの序論」と
  マルクス著『賃金・価格および利潤』(岩波文庫)を読みます。

  「エンゲルスの序論」でマルクスのそもそもの問題意識を確認し、
  『賃金・価格および利潤』これは『資本論』全3巻の要約なので、
  ここで全3巻の概要をおさえたいと思います。

(2)10月26日の読書会には
  『マルクスの批判と反批判』(新潮社)から「価値と生産価格」を取り上げて考えます。
    マルクス著『賃労働と資本』(大月書店の国民文庫版)と
    マルクス著『賃金・価格および利潤』(岩波文庫)を参考にしながら、
    『資本論』から関連する箇所を読んでみたいと思います。

(3)アダム・スミスは1か月遅れで実施。つまり
 11月23日 読書会(高島善哉著『アダム・スミス』岩波新書 青版 674)
 12月21日 読書会(アダム・スミス『国富論』1 中公文庫)
 2014年1月 読書会(アダム・スミス『国富論』2、3 中公文庫)

 古典派経済学の創始者アダム・スミスの『国富論』を読みます。
 スミスはマルクス『資本論』の前提の労働価値説の創始者でもあります。

 新たに経済学が生まれてきた時代背景を知り、その時代の経済問題と
 雄々しく闘ったスミスの戦いぶりを、読んで考えてみたいと思います。

 高島善哉著『アダム・スミス』岩波新書(青版 674)は古いですが、
 アマゾンで 「中古品」として簡単に購入できます。

 アダム・スミスの『国富論』は、岩波文庫版ではなく、中公文庫版で読みます。
 訳文の点と共同研究が背景にある点で、そうします。

9月 02

猛暑、集中豪雨の異常気象の8月も終わり、やっと秋になりましたね。

みなさんはいかがお過ごしですか。

この夏休みの成果はどうでしたか。

私の方は、8月に2日間の集中ゼミを開催し、マルクス『資本論』(第1巻第1篇と第2編)を読みました。
これからの研究のための前提を確認し、その足場を作ることはできたと思います。
詳しいことは、また報告します。

今回のメルマガで社、秋の学習会のスケジュールと読書会テキストをお知らせします。

参加希望者は早めに連絡ください。参加には条件があります。

(1)毎週月曜日のゼミ
9月16日より開始

 ?日本語文献の読書会
  関口『無冠詞論』
 ?ドイツ語原書講読
  マルクスの「労働過程論」(『資本論』第1巻第3編第5章)を読み
  その後ヘーゲルの「目的論」(『小論理学』)

(2)毎月のゼミの日程とテキスト

9月14日 文章ゼミ+現実と闘う時間
9月28日 読書会(マルクス『資本論』第1巻第1篇+岩井克人)
10月12日 文章ゼミ+現実と闘う時間
10月26日 読書会(高島善哉著『アダム・スミス』岩波新書 青版 674)
11月9日 文章ゼミ+現実と闘う時間
11月23日 読書会(アダム・スミス『国富論』? 中公文庫)
12月7日 文章ゼミ+現実と闘う時間
12月21日 読書会(アダム・スミス『国富論』?、? 中公文庫)
12月某日 今年1年の振り返りと忘年会

(3)9月の読書会について
8月の集中ゼミではマルクス『資本論』(第1巻第1篇と第2編)を読みました。

9月の読書会は、この補講の意味があります。しかし、これだけ単独での参加も可能です。しかし、これだけ単独での参加も可能です。

? 参加者には全員にレポートを求めます
1つテーマや「問い」を立て、それについて報告すること
大きなテーマや「問い」である必要はない
気になったこと、気付いたことを、少し調べたり考えて、報告すればよい

? 岩井克人のマルクス批判のテキストを考える時間を取ります。

(4)10月から12月の読書会とテキストについて
 古典派経済学の創始者アダム・スミスの『国富論』を読みます。
 スミスはマルクス『資本論』の前提の労働価値説の創始者でもあります。

 新たに経済学が生まれてきた時代背景を知り、その時代の経済問題と雄々しく闘ったスミスの戦いぶりを、読んで考えてみたいと思います。

高島善哉著『アダム・スミス』岩波新書(青版 674)は古いですが、アマゾンで 「中古品」として簡単に購入できます。

アダム・スミスの『国富論』は、岩波文庫版ではなく、中公文庫版で読みます。
訳文の点と共同研究が背景にある点で、そうします。

以上

6月 05

6月以降の読書会と文章ゼミの日程はすでにお知らせしたように、以下です。
いずれも午後5時開始。料金3千円(文ゼミのみの場合は2千円)。場所は鶏鳴学園です。

6月8日 読書会と「現実と闘う時間」 
6月22日 文ゼミと「現実と闘う時間」
7月6日 読書会と「現実と闘う時間」 
7月20日 文ゼミと「現実と闘う時間」

7月の読書会テキストが決まりました。

7月の読書会では、さらにマルクスの方法について考えるために、牧野紀之と許萬元の以下の3つのテキストを読みます。
現代日本の研究者で、ヘーゲルやマルクスについて考える時に参考になるのは、牧野紀之と許萬元の2人だけだと思います。

 牧野紀之「許萬元のヘーゲル追考論」(A4で11ページほど)
 許萬元の『ヘーゲル弁証法の本質』から第3編「マルクス弁証法の本質」(35ページほど)
 許萬元の『認識論としての弁証法』第3編の?「学的認識の論理」(50ページほど)
を読みます。

 許萬元の2冊は品切れになっているようです。図書館でコピーしてもいいですし、購入したければ、古書として青木書店版か創風社版で入手できます。
 牧野のテキストは、参加者にはお渡しします。