2月 09

2022年4月から7月の中井ゼミの日程

4月から7月の中井ゼミの日程は以下の通りです。

いずれも日曜日で、午後2時開始、すべてオンラインでの実施の予定です。
ただし、変更があり得ますから、確認をしてください。

月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会+「現実と闘う時間」を行う予定です。

「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

4月
 10日
 24日

5月
 8日
 22日

6月
 5日
 19日

7月
 3日
 17日

1月 04

本年2022年1月から3月の中井ゼミの日程と1月から3月までの読書会の詳細をお伝えします。

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読書会テキスト

(1)1月23日、2月20日はプラトンの『国家』岩波文庫 上下巻

政治家は哲学者でなければならない。
私有財産も、家族も、持ってはならない。
それはどういう意味でしょうか。

タイトルは「共和国」(今でいえば「民主主義国家」)であり、サブタイトルは「正義について」です。

『国家』は大部であり、丁寧に考えたいので、2回で読みます。
1月は上巻、2月は下巻を範囲とします。

この本に対しては、「現実的でなく、ただの理想論を展開しているだけだ」といった批判がありますが、それはとても表面的な理解だと思います。
この本は、国家の生成過程から、経済と分業、市場と国家、そして戦争へと話を進めます。
とてもリアルに国家の実態を見抜き、その問題(敵)を押さえた上で、その問題の克服を考えている本です。
その問題(敵)とは、自分だけが良ければ良いといったエゴイズムであり、そうした個人主義であり、そうした民主主義国家です。つまり今の私たちの日本社会のことです。

この本は以前から、いつか読みたいと思いながら、手が出せませんでした。
今なら、何とか勝負に持ち込めそうだと思います。

それはヘーゲルの『法の哲学』の序文で、プラトン『国家』に言及した箇所があり、そこで、この本の意図や意味について大きなヒントを得たように思うからです。
当日は、このヘーゲルの文章から始めることにします。
参加者には、ヘーゲルの文章は送りますから購入する必要はありません。

なお、「弁証法」という思考法はヘーゲル、マルクスによって有名になりましたが、もともとはプラトンが展開したソクラテスの対話法から生まれた言葉です。
そのことも考えてみたいと思います。

(2)3月20日はエンゲルス『家族、私有財産および国家の起源』国民文庫

タイトルの通りの内容です。
家族、私有財産、国家について考えるための古典であり、議論の前提となる本です。

プラトンの『国家』も、国家の起源から始まり、家族、私有財産を論じていきます。
ですから、ただ、エンゲルスの考えを追うだけではなく、プラトンとエンゲルスを比較しても考えてみたいと思います。

個人が個人としてどのように生まれたのか、それは家族から生まれた、家族と共同体との対立と協同の中から生まれたとエンゲルスは考えています。
これも検討したい論点です。

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毎週月曜日には、ヘーゲル、マルクスなどの原書購読をしています。
これは今はお休みをいただいています。
再開し次第、報告します。

1月 03

迎春

本年2022年1月から3月の中井ゼミの日程は以下の通りです。

いずれも日曜日で、午後2時開始、すべてオンラインでの実施の予定です。
ただし、変更があり得ますから、確認をしてください。

月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会+「現実と闘う時間」を行う予定です。

「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

1月
 9日
 23日

2月
 6日
 20日

3月
 6日
 20日

12月 12

来年2022年1月から3月の中井ゼミの日程が決まりました。

いずれも日曜日で、午後2時開始予定です。
ただし、変更があり得ますから、確認をしてください。

月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会+「現実と闘う時間」を行う予定です。

「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。

参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
遠距離の方や多忙な方のために、ウェブでの参加も可能にしました。申し込み時点でウェブ参加の希望を伝えてください。

ただし、参加には条件があります。

参加費は1回2000円です。

1月
 9日
 23日

2月
 6日
 20日

3月
 6日
 20日

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読書会テキスト

(1)1月23日、2月20日はプラトンの『国家』岩波文庫 上下巻

政治家は哲学者でなければならない。
私有財産も、家族も、持ってはならない。
それはどういう意味でしょうか。

タイトルは「共和国」(今でいえば「民主主義国家」)であり、サブタイトルは「正義について」です。

「弁証法」とはヘーゲル、マルクスで有名になりましたが、もともとはプラトンが展開したソクラテスの対話法から生まれた言葉です。

この本は以前から、いつか読みたいと思いながら、手が出せませんでした。
今なら、何とか勝負に持ち込めそうだと思います。
とても楽しみにしています。

大部であり、丁寧に考えたいので、2回で読みます。
1月は上巻、2月は下巻を範囲とします。

(2)3月20日はエンゲルス『家族、私有財産および国家の起源』国民文庫

タイトルの通りの内容です。
家族、私有財産、国家について考えるための古典であり、議論の前提となる本です。

人類史の中で、個人が個人としてどのように生まれたのか、
それは家族から生まれた、家族と共同体との対立と協同の中から生まれたとエンゲルスは考えています。
これも検討したい論点です。

10月 15

先に、10月の読書会のテキストとしてプラトンの『国家』(上下巻 岩波文庫)を取り上げることをお伝えしました。

しかし、その前に、牧野紀之氏の以下のテキストを読むことにします。

プラトンが理想社会として出している、私有財産、家族の廃止、政治は哲学者こそが行わなければならない、といった理念を検討する前に、
マルクスが打ち出した、私有財産の止揚、分業の止揚、 共同体と共同生活、国家の止揚、唯物史観では政治は誰が行うのか、などについて、考えておいた方がよく、
このマルクスの理想を、運動の到達目標ではなく、運動において、今、ここで実現すべきこととして打ち出した牧野さんの考えを、
まずは検討しておく必要があると思うからです。

ですから、今月はそれを先に行います。

テキストは以下の5つとします。
(1)「牧野道場の規約」
(2)「問答式・牧野道場案内」
この2つは『ヘーゲルと自然生活運動』に収録

(3)道場の3原則
(4)生活の4原則
(5)討論の5原則
以上の3つは『先生を選べ』に収録

いずれも、参加希望者にはお渡ししますから、申し出てください。