4月 27
中井ゼミの5月23日の読書会のテキストが決まりました
斎藤 幸平『人新世の「資本論」』 (集英社新書)
環境危機とマルクスを結び付けた本で、アマゾンのベストセラー1位になっています。
以下、アマゾンに掲載されているものです。
【「新書大賞2021」受賞作!】
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。
気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。
それを阻止するには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。
いや、危機の解決策はある。
ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。
世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!
【各界が絶賛!】
■佐藤優氏(作家)
斎藤は、ピケティを超えた。これぞ、真の「21世紀の資本論」である。
■ヤマザキマリ氏(漫画家・文筆家)
経済力が振るう無慈悲な暴力に泣き寝入りをせず、未来を逞しく生きる知恵と力を養いたいのであれば、本書は間違いなく力強い支えとなる。
■白井聡氏(政治学者)
理論と実践の、この見事な結合に刮目せよ。
■坂本龍一氏(音楽家)
気候危機をとめ、生活を豊かにし、余暇を増やし、格差もなくなる、そんな社会が可能だとしたら?
■水野和夫氏(経済学者)
資本主義を終わらせれば、豊かな社会がやってくる。だが、資本主義を止めなければ、歴史が終わる。常識を破る、衝撃の名著だ。
【著者略歴】
斎藤幸平(さいとう こうへい)
1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。
Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economyによって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初歴代最年少で受賞。編著に『未来への大分岐』など。
————————————————–
5月以降の中井ゼミの日程
月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会を行う予定です。
いずれも日曜日で、午後2時開始予定です。
オンラインでの実施予定
「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。
参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。
参加費は1回2000円です。
5月
9日
23日
6月
6日
20日
7月
4日
18日
8月
集中ゼミを予定
———————————————————–
4月から、ヘーゲル哲学の原書購読を再開しました。
『法の哲学』の序文を読んでいます。
原則として毎週月曜日の晩にオンラインで行っています。
参加希望者は早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。
参加費は1回2000円です。
3月 24
4月以降の中井ゼミの日程、4月の読書会のテキストが決まりました。
月の前半は、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行い、
月の後半では、読書会を行う予定です。
いずれも日曜日で、午後2時開始予定です。
オンラインでの実施予定
「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。
参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。
参加費は1回2000円です。
4月
11日
25日
5月
9日
23日
6月
6日
20日
7月
4日
18日
8月
集中ゼミを予定
———————————————————–
4月25日の読書会のテキスト
マルクスの『共産党宣言』(岩波文庫)を読みます。
あまりにも有名なテキストですが、マルクスの優れた点だけではなく、その課題や問題点もしっかりと考えたいと思います。
参考のために、牧野紀之の「『共産党宣言』を読み直す」も読みます。
牧野のテキストは参加者にはお渡しします。
————————————————–
4月から、ヘーゲル哲学の原書購読を再開する予定です。
『法の哲学』の序文を読みます。
原則として毎週月曜日の晩にオンラインで行う予定です。
参加希望者は早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。
参加費は1回2000円です。
12月 09
12月20日は、久しぶりに読書会を開催します。
オンラインで、午後2時開始、2時間ほどの予定です。
テキストは、廣松渉『唯物史観の原像』です。
今年の5月に、私の初めての哲学本『ヘーゲル哲学の読み方』を刊行しました。
現在は、その次の本として、マルクスの唯物史観と唯物弁証法についてまとめています。
そこで、いわゆる正統マルクス主義の理解や、その批判者の主張も取り上げ、それらと私の考えの比較をしたいと思っています。
そのために、1970年代に一世を風靡した廣松さんを読んで、私との違いを確認するのが目的です。
大きくは4つの内容を押さえたいと思います。
(1) マルクス、エンゲルスの主要なテキストは紹介されているので、それを確認する
(2) いわゆる正統マルクス主義の理解を確認する
(3) 廣松さんの代案を検討する
(4) 牧野紀之の廣松批判を検討する
テキストですが、三一新書版で読みます。
アマゾンの中古品で千五百円ほどで入手できます。
図書館で借りるなら、『廣松渉著作集〈第9巻〉エンゲルス論』の中に収録されています。
また、牧野さんの廣松批判として「哲学史の重さ」を読みます。
このテキストは、参加希望者にはお渡しします。
12月の読書会では終わらなかった場合は、来年1月の読書会で継続することも考えています。
———————————————————–
ゼミの内容
12月20日日曜
午後2時開始です。
参加費は1回2000円です。
参加希望者は早めに連絡ください。
ただし、参加には条件があります。
10月 21
中井ゼミで
10月、11月、12月の後半に予定していた「読書会」は中止します。
ただし、ゼミ自体は行い、文章ゼミ+「現実と闘う時間」を行います。
なお、「現実と闘う時間」は、参加者の現状報告と意見交換を行うものです。
この変更は、中井が、マルクスの思想をテーマにした次の本の原稿を書くことに集中するためのものです。
今年の5月には、私の初めての哲学本『ヘーゲル哲学の読み方』が刊行されました。
次の本のタイトルは未定ですが、「マルクスの読み方」といったものになるでしょう。
今の私の最善のレベルで、書き上げたいと思います。
念のために
10月の次回以降の中井ゼミの日程を掲載しておきます。
日曜日で、午後2時開始予定です。
オンラインでの実施予定
参加希望者は今からスケジュールに入れておいてください。また、早めに申し込みをしてください。
ただし、参加には条件があります。
参加費は1回2000円です。
10月
25日
11月
8日
22日
12月
6日
20日
10月 21
「式場?三郎:脳室反射鏡」
現在、練馬区立美術館で
「式場?三郎:脳室反射鏡」が開催されている。
私は先週見てきた。
面白いので、お薦めします。
式場は鑑賞の達人で、新たなもの、創造的なもの、そこにある精神の深さ(闇)をいち早く見抜く眼力があり、それを社会に広めていくプロデューサーとしての能力も持っていた。
マルチな才能であり、こういう人は日本では珍しいのではないか。
『二笑亭奇譚』という本(筑摩文庫で20年程前に再刊)は、「二笑亭」という奇妙な屋敷の意義を解説したもの。跋を柳宗悦が書いている。これもお薦めです。
詳しくは練馬区立美術館のHPを見てください。
https://neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202008231598163149
この美術館は、今年春にも「津田清楓」展を行っており、着眼点の良さを感じている。
こうした美術館は少ない。
もっとも、今回の展示は、新潟市立美術館が企画したもので、練馬はそれを巡回しているだけだが。